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Giving a talk

研究発表の「基本的なスタイル」を「基本的な論文形式」でまとめた文章。
これを押さえておけばあなたも研究者だ!
http://www.comm.utoronto.ca/~frank/guide/guide0.html

一文で訳してもらった意図

ある文献を読んでアウトラインを簡潔にまとめることは後述する論文書きの基本にとって非常に重要です。そのことをまずは体験してもらうためにこの宿題を出しました。

論文書きの基本

「論文は各章の初めの一文でその章のすべてを語っているようにする。」
これが大事です。要するに各章の出だしだけを読んでも概要がわかるようになっている論文はわかりやすく書かれた文章です。
これは実は日本語的構成ではなく英語的構成なのです。たとえば日本語でお茶会で座っているM馬さんを説明するとしましょう。
この場合、
「口ひげを蓄えた髪の毛の色が白髪の男性がいます。」
となります。これが英語だとどうでしょう?
"There is a man who has beard around mouth with white hair on his head."
となります。さて文章は右から左に順に読みます。ではこの例文を省略してみると、
「口ひげを蓄えた」
"There is a man"
となります。日本語のほうは何のことやらわかりませんが、英語は「男がいる」という文章になっていますね。これが英語的構成です。そして、これは一文の中だけでなく段落全体にもいえます。つまり段落のはじめに最も言いたいことを書き、そののちに詳しく説明していくわけです。実際このGiving a talkもそうなっているでしょう?
これから皆さんが論文を書く段階になったときこのことを思い出してください。

発表の基本

また発表に関してはスライドを用いたプレゼンテーションでのわかりやすくするコツを書いています。要するにこまごまと書くのでなくこまごまとしたことは口で説明するようにするということです。またGiving a talkに書かれていないこととしてGiving a talkを紹介してくれたフィンランド留学時代の担当教官だった先生曰くスライドの枚数は
「一分につき一枚」
を目安に作成するとよいと教わりました。これからはこのようなことを心がけて聴衆にとってわかりやすい発表をするようにしてください。


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Last-modified: 2007-05-09 (水) 00:05:40 (6214d)